エッセイ

恋しいアジア!お腹もまんぷく美味しい食紀行

2026年注目!シンガポールブランドが続々日本上陸おすすめ4選

日本は世界有数のグルメ大国で、東京は世界中の料理が食べられるといわれています。その中でも、特にこの一年はシンガポールブランドの店がいくつか日本に上陸していて、連日長蛇の列となっている店もあるようなのです。
ということで、今回はシンガポールの伝統の屋台料理をレストラン仕様にした名店やモロッコの名店を世界に広げるシンガポール企業の店など、シンガポールから東京に上陸した2026年注目の店をご紹介します。春のおでかけにもおすすめですよ。

オフィス街の小さな店から始まったコーヒー店「アルケミスト」

私の地元には、テイクアウトを主とした小さなコーヒーショップがたくさん開業しているのですが、皆さんの街はどうでしょう。シンガポールも同様で、地域密着型ながら厳選したコーヒー豆を使ったこだわりの店が増えているのです。
「アルケミスト(Alchemist)」もそのひとつで、2016年にオフィス街の一角でスタートし、現在はシンガポール国内で12店舗を展開しています。“誰もが手軽に高品質なコーヒーを楽しむ体験”を提案する、スペシャルティコーヒーブランドです。

2025年6月に青山と浅草でスタートしたコーヒーショップは、果物や野菜に旬の食べごろがあるように、コーヒー豆の“旬”を大切にしていて、その時期、その時期で、約100種類ものコーヒー豆から“旬”である10種類程度のコーヒー豆をセレクトして提供しているのです。

コーヒーの好みはそれぞれですが、私はコクや酸味の好み、その日の気分をスタッフさんに伝えて選んでもらったりしています。これってチェーン店ではないコミュニケーションでもあるし、スタッフさんもフレンドリーに対応してくださって気に入っています。客席のある2階はデザイナーさんがセレクトした植物が植えてあり、心地よく過ごせるのも魅力です。246号線沿いの穴場のカフェですよ。

  • アルケミスト 青山店
    東京都渋谷区渋谷2-1-9 COERU渋谷ビル1、2階
    表参道駅 徒歩7分 、渋谷駅より徒歩10分
    8:00~19:00
    ホームページ

点心や北京ダックも幅広く提供「クリスタルジェイド」

日本では“ガチ中華”というジャンルがブームになりましたが、シンガポールは中華系が全人口の74%を占める多民族国家です。中華系でも民族が分かれているので、中華料理も多岐にわたります。
日本でもファンが多いのが、広東料理ではないでしょうか。中でも点心は特に人気ですよね。色鮮やかな小籠包が有名な「クリスタルジェイド(Crystal Jade)」はモダン中華レストランとして、シンガポールの商業施設に入っている人気レストランです。点心や麺を中心とする店舗や北京ダックがおいしい高級店など、幅広く展開しています。

そんな点心の有名店も、2025年10月に東京へやってきています。オープンしたのは東京・六本木で、最寄駅から徒歩3分ほどとアクセス抜群です。店内は和の要素を取り入れた落ち着いた雰囲気の中で点心を楽しむことができます。奥の厨房には、点心師や麺を打つシェフの姿がありました。

私が訪れたのはランチタイム。カラフルな小籠包はこの店の名物料理です。オリジナルの味以外にカニやトリュフ、シンガポールの名物料理であるスパイシーなカニのチリクラブ味を楽しめたりします。手延べ仕上げのワンタン麺も人気のメニューで、麺が長いので提供時にハサミで切るのが特徴です。
夜のアラカルトでは、日本産の高級食材を使った創作中華料理もあるので、仲間との集まりや特別な日などにも利用してみてくださいね。

  • クリスタル ジェイド六本木
    東京都港区六本木5-1-3ゴトウビル1st B1階
    六本木駅 徒歩3分
    11:30~23:00
    ホームページ

モロッコの伝統コーヒー店の味をシンガポールから発信「バシャコーヒー」

2019年にすい星のごとく登場した「バシャコーヒー(Bacha Coffee)」は、店舗の内装やギフトパッケージの煌びやかさが話題となり、ドリップバッグのギフトボックスは今や人気のシンガポール土産となりました。元々モロッコのコービーブランドでシンガポールの企業が世界へと発信しているのです。

日本初上陸となった昨年11月にはオープンに300人もの人が並びました。店舗は販売とイートインがあり、今でも入店待ちの列が平日でもできているそうです。店内もモロッコの宮殿のような趣で写真映えしますし、ショッパーがおしゃれで銀座の街に溶け込んでいるのです。

世界中から揃ったアラビカ種のスペシャリティコーヒーは、200種類もあり、ポットの提供でカップ約3杯分楽しめますよ。料理もモロッコのミートボールや魚のムニエル、パスタやサンドウィッチなど、ディナーの利用もしたくなるほどに充実しています。クロワッサンやケーキの販売もあるのでテイクアウトしてコーヒータイムを楽しむのもおすすめです。

  • バシャコーヒー銀座
    東京都中央区銀座5-6-6
    銀座駅徒歩3分/有楽町駅徒歩7分
    11:00〜21:00
    ホームページ

「チャターボックス」再び!東京駅ビュー抜群の丸ビルに登場

以前、私がご紹介した「日本初上陸!海南チキンライスの名店チャターボックス」。
そのチャターボックスがコロナ禍での撤退後、「チャターボックス カフェ」として日本に戻ってきてくれました。今度の舞台は東京駅舎の目の前にある丸の内ビルディングです。シンガポールの屋台料理をレストラン仕様に昇華させた名店「チャターボックス」の想いや味をそのままに今年1月にオープンしました。

オープン前から本店の総料理長であるリュー氏がシンガポールから来日して指導を行いました。同店を代表する「マンダリンチキンライス」は、「信玄どり」を使用していて、うま味があってしっとりとした肉質が特徴です。食材のほとんどがシンガポールから届くので、チキンライスのソースも本場の味なのが嬉しい限りです。また、日本では珍しいロブスター入りのラクサヌードルもあり、ワンランク上のシンガポール料理が楽しめますよ。
今回の店舗ではアラカルトやアルコールも充実していて、料理に合わせたアルコ―ルとのマリアージュも楽しめます。
現在、ランチタイムでも予約で満席になる日が多いようなので、事前に公式サイト等でご確認をお願いいたします。

  • チャターボックス カフェ東京
    東京都千代田区丸の内2-4-1丸の内ビルディング5F
    東京駅徒歩2分
    11:00~15:00、17:00~21:30
    ホームページ

いかがでしたか? シンガポールの新たな味をぜひ楽しんでくださいね。

プロフィール

伊能すみ子

アジアンフードディレクター/1級フードアナリストアジア料理を得意とし、旅をしながら食の楽しさを探究。メディアを中心にアジア食品の提案、店舗リサーチ、食文化コラム執筆など幅広く活動。また、ごはん比較探求ユニット「アジアごはんズ」では、シンガポール担当として、東南アジア4カ国の食べ比べイベントを不定期で開催している。

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