エッセイ

台所から旬だより

五色の食べ物で元気と運気をアップしよう! ~薬膳冷やし中華のすすめ~

「命に関わる危険な暑さ」という言葉をよく耳にするようになった昨今。本当に暑い日が続いていますね。感染症対策のため、まだまだマスクが手放せないというのに、この暑さには参ってしまいます。
熱中症警戒アラートなるものが発表されるようになり、「日中の外出は控えて」とか「運動は原則禁止」とか「こまめな水分補給」などと流れてきますが……。そんな危険な暑さの中、しかも緊急事態宣言下で強行開催される東京五輪って一体なんなんですかね。外気温の影響だけでなく、次から次へと発覚する五輪関係の問題への怒りで、ますますココロとカラダが熱くなっている私です。

なんて、一人プリプリしていてもしょうがないので、今回はココロとカラダをクールダウンさせる薬膳と運気をよくする開運フードについてお話しますね。

30度超えの日が続く中、どうしたって食べたくなるのは、のど越しのよい冷たい麺類ではないでしょうか?ざるそばやうどん、そうめんに冷麦、冷やし中華。冷たい麺にも色々ありますが、みなさんがよく食べるものはどれでしょうか。

食物繊維が豊富で腸内環境を整えるそば。消化がよくて胃腸にやさしいうどん。食欲がない時でもツルッと食べられるそうめんや冷麦。いろんな具材がのった冷やし中華。どれも甲乙つけがたいおいしいものですが、この中で薬膳的に、そして東洋運命学的にもおすすめなのは「冷やし中華」。

薬膳というと「冷たいものはダメなのでは?」とか「手作りすべきでは?」と思われる人もいるかもしれません。でも、誰だって暑さはこたえますし、だるくて何にもしたくない日はあるもの。そんな時は無理せず、冷たい料理を食べてもいいし、自分で作らずに注文したり、買ってきたりしていいんです。
ただし、意識して欲しいのが、「五色」の食べ物が使われているものを選ぶということ。

五色の食べ物を摂ることは薬膳の基本中の基本!五色は五臓に関連していて、青は肝、赤は心、黄は脾、白は肺、黒は腎の働きを助けてくれます。
また、五色は五徳(人が常に行うべき正しい道)にも関連しています。青は思いやり、赤は感謝、黄は誠実、白は正義、黒は智恵を表していて、五徳を身につけて高めることは、運気を高めることにつながります。

冷やし中華に話を戻しましょう。コンビニやスーパーで売られているものを見てみると、たいていハムやチャーシュー、胡瓜、錦糸玉子、紅生姜などが入っています。
薬膳的に見ると、肉類は気や血を補い、胡瓜はカラダの中の余分な熱を冷まし、卵はカラダを潤し、生姜は胃腸を温めるので、暑い時期の食事としてはなかなか優秀なものだと思います。
東洋運命学的に見ると、麺類は出会い運や交際運をアップさせるもので、そこに運気を高める五色/五徳の食材がのっているのですから、いいご縁を引き寄せる開運フードといえます。

年々厳しくなる夏の暑さ。五色の食べ物で作られた薬膳冷やし中華を食べて、元気と運気をアップさせて、乗り切りましょう!

プロフィール

高倉知子

薬膳GOHAN主宰 薬膳料理講師/東洋運命学鑑定師。2006年に国際中医師に師事。2008年に中医薬膳営養師の資格を取得。マンツーマン料理レッスン「薬膳GOHAN(旧:楽しく薬膳)」を主宰し、カウンセリングによる薬膳アドバイス、マンツーマン&少人数制の出張レッスン、薬膳料理代行、薬膳イベントやセミナー講師、レシピ提供やエッセイ寄稿など、心と体、暮らしを整えるための薬膳料理講師として 幅広く活動中。 また、陰陽五行説で薬膳とつながっている九星気学を扱う東洋運命学の鑑定師に師事。2014年より九星気学をベースとした東洋運命学のカウンセリングや講座なども行っている。

薬膳GOHAN

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