エッセイ

台所から旬だより

二十四節気を知ろう! ~6月21日「夏至」の開運ポイント~

みなさんは「二至二分(にしにぶん)」という言葉をご存知でしょうか?
季節の移り変わりを表す暦「二十四節気」と関係しているもので、二至とは「夏至と冬至」のこと、二分とは「春分と秋分」のことです。
薬膳や東洋運命学では、この「二至二分」をとても重要なものと考えます。

昼の時間が一番長いと言われる「夏至」では、自然界の陽気が最も極まり、この日を境に陰気に変わります。 反対に、夜の時間が一番長いと言われる「冬至」では、自然界の陰気が最も極まり、この日を境に陽気に変わります。 このように陰陽バランスの変化が大きい二至の時は、病気にかかりやすく、運気の良し悪しも極端になりがちです。
また、「春分」と「秋分」は昼と夜の長さがほぼ同じということから、陰陽バランスがとれている二分の時は、体調を崩すことが少なく、運気のバランスも整いやすくなります。

そんな重要な変化の時期のひとつ「夏至」は、今年は6月21日(木)に訪れます。
今回は夏至におすすめの開運ポイントを3つお伝えしたいと思います。

1.日の出の時間に起きて、日付が変わる前に眠る
2.直接肌に触れるものを新しくする。(下着類、タオル類、ハンカチなど)
3.デトックスの働きを持つ食べものを食べる(豆類、瓜類、ごぼう、大根、酢など)

夏至の朝日には「陽気」を補充する力があります。
最近どうも調子がよくないという方、今年が厄年や空亡(天中殺)という方、運気衰退期といった方、冷え性体質といった方には、ぜひ日の出の時間に起きて朝日を浴びてくださいね。
また、せっかく早起きするのですから、陽中の陽の時間「正午」までに運動したり、大事な用事を済ませたり等、積極的に行動してください。そして、夕方からはゆっくりと過ごし体と心を休ませ、日付が変わる前に眠ってください。ちなみに、東洋運命学の翌日は「23時」から!
ですから、なるべく23時までにお布団に入るようにしてくださいね。

ところで、これらの開運ポイントは今年前半の「厄落とし」の意味もあります。
知らず知らずの内にたまってしまった厄、つまり毒素や老廃物は、食事やお風呂、運動などでスムーズに排出するのが一番です。
先ほど「夏至の日」の開運ポイントと書きましたが、可能であれば数日前からデトックス食材を食べ、なるべく湯船に浸かってしっかりと汗をかくようにしてください。そうそう、夏至の日のヘアカットは最強の「厄落とし」になります。
「忙しくて美容室になんて行けないよ!」という人は、髪の手入れをいつもより丁寧にしたり、新しい下着を身につけたり、新しいタオルを使いはじめてください。

今年の折り返し地点でもある夏至は仕切り直しに最適な日です。
3つの開運行動をして、今年後半をよりよいものにしましょうね!

プロフィール

高倉知子

薬膳GOHAN主宰 薬膳料理講師/東洋運命学鑑定師。2006年に国際中医師に師事。2008年に中医薬膳営養師の資格を取得。マンツーマン料理レッスン「薬膳GOHAN(旧:楽しく薬膳)」を主宰し、カウンセリングによる薬膳アドバイス、マンツーマン&少人数制の出張レッスン、薬膳料理代行、薬膳イベントやセミナー講師、レシピ提供やエッセイ寄稿など、心と体、暮らしを整えるための薬膳料理講師として 幅広く活動中。 また、陰陽五行説で薬膳とつながっている九星気学を扱う東洋運命学の鑑定師に師事。2014年より九星気学をベースとした東洋運命学のカウンセリングや講座なども行っている。

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