オージーラムとフィンガーライム
ぷちっと弾けてフレッシュな酸味と果実味があふれる―。
レポート
この不思議な果実はオーストラリア原産の「フィンガーライム」(Finger Lime)。長さは4~8㎝で、ライムを細身にした感じ。果肉の色は薄い黄緑色やピンクなど数種類あります。
このめずらしいフィンガーライムと、同じくオーストラリア産で人気の集まるラム肉がコラボしたイベントが7月13日に都内で開かれました。
先住民族アボリジニが伝統的に食してきたとされ、オーストラリアでも希少とされるフィンガーライムを日本で栽培することに成功したのが『梶谷農園』(愛媛県八幡浜市)の梶谷高男さん。さまざまな柑橘類を手がけているなかでフィンガーライムに出会い、その美しさに「一目ぼれをした」といいます。
フィンガーライムの際立つ美しさとおいしさは、フランスの三ツ星レストランなど世界のベストレストランでも注目されているほど。そんな中、今回のイベントでコラボ食材に選ばれたのが、現在ぐんぐんと人気が高まり、取り扱い店も一気に増加しているラム肉です。
以前は独特のテイストで苦手な人が多かったラム肉も今では牛、豚、鶏に続く「第四の肉」として認知されつつあります。生産国として世界的シェアを持つオーストラリア産のラムの魅力を紹介してくれたのは、オージーラムのPRチームであるラムバサダーの面々。ラムバサダー(LAMBASSADOR)とは、「ラム」(羊肉)と「アンバサダー」(大使)を合わせた造語で、羊肉に対する「熱い想い」を持ち、オージーラムの魅力をPR集団です。
今回のイベントでは、オージービーフのスペシャリストである(株)東洋肉店代表の東澤壮晃氏と、都内でモダンオーストラリア料理を展開する「テラ・アウストラリス」の福田浩二シェフがラムの魅力を大いにアピール。
東洋肉店代表の東澤壮晃氏(右)と「テラ・アウストラリス」の福田浩二シェフ(左)
福田氏の手がけたこの日のコラボ料理は、フィンガーライムを使ったカクテルに始まり、炙り寿司やパイ包み焼き、ラムラック(骨付き背肉)、さらには麻婆豆腐と実に多彩! ジューシーでうま味たっぷりのラム肉と、ぷちっとさわやかさが弾けるフィンガーライムの相性はバツグンでした。
さあ、オージーラムとフィンガーライムのこれからにぜひ注目していきましょう!