エッセイ

台所から旬だより

ざわつく2016年をどう過ごす?

今年に入ってからなんだか世の中が「ざわついて」いませんか?
芸能界では、人気タレントとバンドマンの不倫疑惑、国民的アイドルとも言われるグループの解散騒動、お笑いタレントの5股疑惑。
政界でも、政治とカネの疑惑により大臣が辞任したり、不倫発覚により育休取得を希望していた議員が辞職したり。
数え上げたらキリがないくらい、あらゆる「隠し事」が明らかになっています。

実はこれ、九星気学からも読み取れる出来事なんですよ。

2016年は「丙申(ひのえさる)」という年。
天の気を表す「丙」は輝く太陽やすべてを燃やし尽くす炎に例えられることから、隠れていた(隠していた)物事に明かりを当て、白日の下にさらすと言われています。
また、相場の世界に「申酉騒ぐ」という言葉があるように、地の気を表す「申」の年は何かと荒れるとも言われています。
つまり、2016年までに何かしら後ろ暗いことをしてきた人、問題を見て見ぬ振りして先送りにしてきた人。 そんな人にとっては「覚悟の年」になるというわけです。

「今年はなんて怖い一年なんだ…」と思われた方、安心してください。 古代中国の哲学思想である東洋運命学では、物事には必ず「陰と陽」というふたつの相反する面があると考えます。
隠し事が「バレる」というのは陰の面ですが、陽の面は「日の目を見る」ということ。
今まで地道にコツコツがんばってきたのに、どうもパッとしない状態だった人が、世の中に認められるといったことだって起こるんです。

隠し事が「バレる」のか、「日の目を見る」のかは、その人の今までの生き方次第ということ。
では、何が起きたとしてもそのことを素直に受け入れ、よりよい1年にするためには、一体どうしたらよいのでしょうか?

それは、自分の体質に合ったものを食べ、季節に合った養生を心がけ、自分の居場所を整理整頓し、掃除をして部屋を綺麗に保ち、心穏やかに暮らす。
つまり、「体と心、暮らしを整える」ということ。
「なーんだ、そんなことなのか」という声が聞こえてきそうですが、一見簡単そうに思えて、なかなかできないことではありませんか?

また、思い切って吉方位に引っ越したり、旅に出たりといった「方位学」の知恵をいかすといった方法もあります。
自分にとって吉方位になる土地での過ごし方が、運気のバランスを整えてくれます。
そうそう、旅に出た際には、その方位と関係する「食べ物(ラッキーフード)」を食べることによって効果が倍増するとも言われています。
例えば、南西もしくは「二黒土星」という星が乗っている方位に出かけた場合、五味の「甘味」、食べ物で言えばお餅や煮豆、穀物類や芋類などがラッキーフードになります。

2016年「丙申」の年がどんな1年になるのか、怖いような、楽しみなような。
自分のことはもちろん、みなさんの今年1年がどんなものかも興味津々です。

プロフィール

高倉知子

薬膳GOHAN主宰 薬膳料理講師/東洋運命学鑑定師。2006年に国際中医師に師事。2008年に中医薬膳営養師の資格を取得。マンツーマン料理レッスン「薬膳GOHAN(旧:楽しく薬膳)」を主宰し、カウンセリングによる薬膳アドバイス、マンツーマン&少人数制の出張レッスン、薬膳料理代行、薬膳イベントやセミナー講師、レシピ提供やエッセイ寄稿など、心と体、暮らしを整えるための薬膳料理講師として 幅広く活動中。 また、陰陽五行説で薬膳とつながっている九星気学を扱う東洋運命学の鑑定師に師事。2014年より九星気学をベースとした東洋運命学のカウンセリングや講座なども行っている。

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