47都道府県 イラストで名所巡り♪
沖縄県 「首里城」 夏
8回目は沖縄県の世界遺産首里城です。
沖縄県の那覇へ行ったのはあれこれ10年以上前になります。
那覇では、真っ青で透明感ある美しい海と沖縄美ら海水族館で有名なジンベイザメをみて、国際通りを歩きました。そして、観光の最後には沖縄最大の木造建築物でもある首里城へ行きました。
首里城はまるで絵本でみた竜宮城のようでした。 朱色の深みがある赤の色が真っ青な空と対比して、同じ日本でも沖縄独特の情緒を感じ、不思議な印象を受けたのを思い出します。中国と日本の建築様式を融合したその姿は中国の紫禁城にも少し似た異国文化の匂いがしました。
首里城は琉球王国の歴史を象徴する建物です。
琉球王国は奄美諸島から八重山列島までの琉球諸島をおさめた王国で、1429年〜1879までの間の約450年間存在しました。 琉球王国は中国、日本、朝鮮、東南アジア等と盛んに外交・貿易行う海洋王国でした。その諸外国との文化の融合が首里城の独特な建物の様式に影響を与えています。
琉球王国時代の衣装や古典舞踊なども興味深いです。首里城では週4日、一日3回に渡り、琉球舞踊が見れるようです。秋に行われる「中秋の宴」や「首里城祭」等のイベント時にも訪れて琉球王国の歴史や文化も感じてみたいですね。
絵に描いたのは首里城と沖縄の青い海です。
今正にこんな景色が見れるような気がします♪
プロフィール
本山浩子
東京都出身 イラストレーター 人物のハッピーでキャッチーなタッチと風景の和む優しいドラマを感じるタッチで出版・広告等で、大人から子供向けまで幅広い世代に愛されるイラストを手掛ける。2013年に読売新聞夕刊で毎週「本山浩子の駅前とことこ」で散歩イラストエッセイも連載。
47エッセイでは旅に出たくなるような47都道府県の名所のイラストを楽しく描き綴る。
MH-Alegria