エッセイ

台所から旬だより

2019年の開運行動! ~縁起食のすすめ~

もうすぐ立春。東洋運命学において新しい1年の始まりです。
変化・変革の年となる2019年の万人共通の開運行動は「生活の中のムリ・ムラ・ムダの改善」です。万人共通と言っても人それぞれ、生活や人生における優先順位は違いますから、何に対してムリをしているのか、どんなことにムラがあるのか、ムダだと思えるものは何かなんて一概に言えません。
仕事、家庭、自身や家族の健康、趣味、美容など、みなさんにとってどれが一番重要なものでしょうか。

薬膳料理講師であり、東洋運命学鑑定師の私は、自身と家族の体と心の健康を最優先にしています。
健康な体づくりの基本と言えば、バランスのとれた食事、十分な睡眠、適度な運動、精神を安定させるといったところでしょうか。料理講師が言うのもなんですが、この「バランスのとれた食事」って結構やっかいなもののような気がします。
調理技術のうんぬんは、カット済みや下ごしらえ済みの食材、冷凍食品や半調理品を使ったり、料理代行サービスを使ったりすれば意外とカバーしやすいものです。でも、情報過多の現代社会で、何を選び、どう食べるのか、いつ食べるのかなどを毎日考えるのって、大変な部分があるのではないでしょうか。

そう、「バランスのとれた食事」作りって調理時間よりも、何をどうするかといった「考える」時間が多いんです!

食いしんぼうで作りたがりの私だって「献立が思いつかないし、なんにも考えたくない!」という時がありますし、献立を考える時間を他のことに充てたい時だってあります。
ということは、私の生活の中の「ムリ・ムラ・ムダ」の一つは献立づくりであり、改善したいポイントになります。でも、これって、料理に時間を割くことができない人、献立を考えるのが苦手な人、そもそも食事の優先順位が高くない人にも当てはまりますよね?
そこで、おすすめしたいのが縁起食です。
例えば、元日のおせち料理だったり、1月7日の七草粥だったり、節分の日の恵方巻きとか。今まで恵方巻きに対しては「コンビニチェーンの戦略になんて乗るものか!」と思っていたのですが、撤回します!献立を考える手間が省けるのであれば、じゃんじゃん乗っかっちゃおうかと。買ってくるもよし、自分で作るのもよし。食事づくりのムリがなくなる上に縁起がいいなら万々歳です。そうそう、恵方巻き以外にも2月におすすめしたい縁起食があります。

それは、初午いなり。「初午(はつうま)」とは2月最初の午の日のことで、各地の稲荷神社で商売繁盛や五穀豊穣を願って祭礼が行われています。それにちなんだ縁起食がいなり寿司なんですよ。2019年の初午の日は、2月2日(土)です。料理好きの人も、苦手な人も、食事にあまり興味がない人も!2019年の開運行動の一つにもなる「縁起食」を生活に取り入れてみませんか?

プロフィール

高倉知子

薬膳GOHAN主宰 薬膳料理講師/東洋運命学鑑定師。2006年に国際中医師に師事。2008年に中医薬膳営養師の資格を取得。マンツーマン料理レッスン「薬膳GOHAN(旧:楽しく薬膳)」を主宰し、カウンセリングによる薬膳アドバイス、マンツーマン&少人数制の出張レッスン、薬膳料理代行、薬膳イベントやセミナー講師、レシピ提供やエッセイ寄稿など、心と体、暮らしを整えるための薬膳料理講師として 幅広く活動中。 また、陰陽五行説で薬膳とつながっている九星気学を扱う東洋運命学の鑑定師に師事。2014年より九星気学をベースとした東洋運命学のカウンセリングや講座なども行っている。

薬膳GOHAN

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