47ごよみ ~台所から二十四節気~

夏の開運薬膳レシピ

芒種から数えて5~6日頃を「入梅」といい、暦の上で梅雨の季節に入ります。
梅雨時期は、胃腸の働きを司る五臓「脾」が不調になりやすい傾向があります。
その上、蒸し暑い季節に入ったせいで、ついつい冷たい飲食物を摂りすぎて、ますます「脾」の働きを低下させてしまう人も多いようです。手足の重だるさやむくみといった症状があらわれる前に、夏の開運薬膳レシピで体の中の滞りを解消させましょう!

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薬膳豆腐そぼろのレタス包み

材料(作りやすい量)

  • 木綿豆腐・・・・・200g程度
  • とうもろこし・・・50g程度
  • 玉ねぎ・・・・・・30g
  • 生姜(皮付き)・・15g
  • ピーマン・・・・・1個
  • くこの実・・・・・10g
  • 黒木耳・・・・・・5g
  • レタス・・・・・・適量
  • ごま油・・・・・・大さじ1
  • 味噌・醤油・・・・各大さじ1
  • 砂糖・・・・・・・小さじ2

作り方

  1. 木綿豆腐はキッチンペーパーに包み、600wの電子レンジに2分かけて水切りする。
  2. とうもろこしは皮をむいて長さを半分に切り、包丁で実を削るようにしてはずし、軽く水洗いする。
  3. レタスは大きめにちぎって冷水につけておく。黒木耳はたっぷりの水で、くこの実はひたひたの水で戻しておく。
  4. 玉ねぎと生姜とピーマン、水で戻した黒木耳はみじん切りにする。
  5. 鍋にごま油と生姜を入れて火にかけ、香りがたったら玉ねぎを加え、透明になるまで炒める。
  6. 5.に水切りした木綿豆腐を加え、ぽろぽろになるまで炒める。
  7. 6.にとうもろこしとピーマンの半分、黒木耳と水気を切ったくこの実を加えてさらに炒めたら、味噌・醤油・砂糖を加え、よく炒め合わせる。
  8. 7.を器に盛り、残りのピーマンのみじん切りを天盛りにし、水気をよく切ったレタスを添える。

Point

  • 生のとうもろこしが手に入らない時期は、缶詰やドライパックを使って作ってください。余ったとうもろこしはバター醤油炒めにするのもおすすめです。
  • 生姜の皮には利尿作用があり、むくみ対策に効果があるとされていますので、ぜひ皮付きのままみじん切りにしてお使いください。
  • 生のピーマンの香りは体と心の巡りをよくしてくれます。生ピーマンのおいしさも味わってみてくださいね。

なお、今回は2023年のラッキーフード「植物性食品」だけで作るベジレシピにしました。「ちょっと物足りないかも」という方は、木綿豆腐の半分を鶏肉や豚肉などのひき肉に置き換えて作ってみてくださいね。

春の開運薬膳食材

豆腐 体にこもった熱を冷まし、必要な水分を生み出したり、胃腸の働きを助けたりする
とうもろこし 消化不良や食欲不振を解消させる
ピーマン 体の中の余分な熱を冷まし、イライラを解消させる
レタス 体にこもった熱を冷まし、尿の出をよくしてむくみを解消させる

文・監修

高倉知子

薬膳GOHAN主宰 薬膳料理講師/東洋運命学鑑定師。2006年に国際中医師に師事。2008年に中医薬膳営養師の資格を取得。マンツーマン料理レッスン「薬膳GOHAN(旧:楽しく薬膳)」を主宰し、カウンセリングによる薬膳アドバイス、マンツーマン&少人数制の出張レッスン、薬膳料理代行、薬膳イベントやセミナー講師、レシピ提供やエッセイ寄稿など、心と体、暮らしを整えるための薬膳料理講師として 幅広く活動中。 また、陰陽五行説で薬膳とつながっている九星気学を扱う東洋運命学の鑑定師に師事。2014年より九星気学をベースとした東洋運命学のカウンセリングや講座なども行っている。

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