エッセイ

47都道府県 イラストで名所巡り♪

宮城県「仙台・松島」春

30回目は宮城県の松島を描こうと思います。

私が宮城県の仙台に初めて訪れたのは、東日本大震災が起こるよりずっと前です。
仙台は従姉妹が住んでいるので、以前より一度行ってみたいなと思っていました。

仙台へは新幹線で行きました。仙台駅に降りて直ぐ、牛タンのお店に向かいました。
仙台駅の駅ビルには牛たん通りと言う牛たんのお店が沢山並んでいるエリアがあります。
仙台の牛タンは肉厚でジューシーでとても美味しかったです。

仙台駅から仙台市内の名所を巡る観光バスがあります。それに乗りバスに揺られながら車窓を楽しみました。
東北大学の前を通った時は車窓からでしたが、森のような道が続き自然溢れるキャンパスに圧倒されました。
途中青葉城の仙台城址公園で降りて伊達政宗公騎馬像の前で記念撮影をしました。

その日は仙台市内に泊まり、翌日に日帰りで松島へ行きました。
「松島」は、京都府「天橋立」、広島県「厳島」と並ぶ日本三景の一つです。
260余の島々が、松島湾に浮かび、そこを「松島」と言います。

仙台駅からJR仙石線で松島海岸駅まで40分で着きます。
駅につき、美味しいお寿司を食べてから瑞巌寺、五大堂へ行きました。
赤い「すかし橋」を渡り小島へといき、そこから見た松島は絶景でした。

小さな島々はそれぞれ独特な形があり、一つ一つ見ても面白いです。
例えば「仁王島」は仁王像が葉巻をくわえて座っているように見える島と言われています。
かえるのような形に見える「かえる島」、「高島」はめがね島と呼ばれています。
また、全体で見た時には海に浮かぶ島々の不規則な並び方が絶妙に美しく、絵になる場所でした。

東日本大震災の時に松島も被害にあったと聞きました。復興するのに大変だったことと思います。
その後の松島には訪れることが出来ていないのですが、今も変わらぬ絶景だそうです。
いつかまた訪れたい場所の一つです。

イラストは歌人としても知られる西行法師の言い伝えが残る「西行戻しの松公園」からの桜と松島の景色を描きました。

プロフィール

本山浩子

東京都出身 イラストレーター 人物のハッピーでキャッチーなタッチと風景の和む優しいドラマを感じるタッチで出版・広告等で、大人から子供向けまで幅広い世代に愛されるイラストを手掛ける。2013年に読売新聞夕刊で毎週「本山浩子の駅前とことこ」で散歩イラストエッセイも連載。
47エッセイでは旅に出たくなるような47都道府県の名所のイラストを楽しく描き綴る。
MH-Alegria

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