エッセイ

47都道府県 イラストで名所巡り♪

東京都八王子市 「高尾山」 秋

9回目はミシュランガイドの三ツ星にも選ばれた東京都八王子市の高尾山です。

都内から約1時間程度で行けることもあり、高尾山には何度か訪れています。
モノレールやリフトがあるので登山初心者の人や高齢者、小さい子連れでも気楽に行ける山です。そして登山を楽しむだけでなく、山頂での時間を過ごす人たちの為にビヤガーデン(高尾山ビアマウント6月中旬~10月中旬)も開かれていたり、最近では外国の観光客にも人気です。高尾山は色々な人達を受け入れてくれる、心の広い東京のオアシスです。

以前は登山が好きな友人と一緒に登りも下りも歩き、自然を満喫しました。時間が無い時や体力に自身がない時は登りはモノレールで行き、下りのみ歩いたりしています。最近では小さな子供を連れてなので登りも下りもモノレールを使って、高尾山の山頂での時間をのんびり家族で楽しんでいます。

登山道を歩いた時、映画のワンシーンのような緑一色の世界に癒されました。鳥や虫の声、葉が風で揺れる音、川の流れる水の音、土を踏みしめて歩く音も全ての自然音が幻想的で、聞き心地がよく、目を閉じていても耳からも素晴らしい自然を感じられました。そして、山頂の高尾山からの眺めも感動です。

訪れた際は必ず「高尾山・薬王院」をお参りします。ここは天狗の棲む勝運・出世運のパワースポットと言われています。薬王院の四天王門を通り進むと、凛々しく躍動感のある「小天狗・大天狗像」が見えます。天狗さまを参りながら「六根清浄石車」を回すことで心を清め、「願叶輪潜」にて願いを念じながら輪をくぐり、「八大龍王堂」では浄水でお金を洗って金運もアップ。境内の中でお参りも楽しめて、パワーもアップできます。

また、モノレールの山頂の乗り場の脇に、高尾山名物「天狗焼き」があります。毎回私は行った時に食べるのですが。あんこに入っている豆が大きくて、甘過ぎず、とても美味しいのです。並んでいるかもしれませんが、美味しいので、行き帰りのオヤツにオススメです♪

これからの時期は紅葉が始り、緑一色の世界はガラっと変わります。赤と黄色、オレンジ色、薄紅色、茶褐色、秋の自然の植物の複雑な色が重なり合った幻想的な世界が広がっているのではないでしょうか。私は残念ながら紅葉の時期の高尾山を訪れたことがありませんので、満開の紅葉を想像し絵に描きました。
家族と仲間と素晴らしい自然に触れに東京のオアシス高尾山に行ってみませんか♪

プロフィール

本山浩子

東京都出身 イラストレーター 人物のハッピーでキャッチーなタッチと風景の和む優しいドラマを感じるタッチで出版・広告等で、大人から子供向けまで幅広い世代に愛されるイラストを手掛ける。2013年に読売新聞夕刊で毎週「本山浩子の駅前とことこ」で散歩イラストエッセイも連載。
47エッセイでは旅に出たくなるような47都道府県の名所のイラストを楽しく描き綴る。
MH-Alegria

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