エッセイ

47都道府県 イラストで名所巡り♪

栃木県「日光東照宮」秋

17回目は栃木県の「日光東照宮」です。

夏が終わり、いよいよ秋がやってきます。

来月中場頃から紅葉が美しい時期に入りますね。

栃木県には沢山観光名所やレジャー施設があります。
日光東照宮、華厳の滝、中禅寺湖、那須ロープウェイ、鬼怒川のライン下り、あしかがフラワーパーク、日光江戸村東武、ワールドスクウェア等など。
ふっと思いついただけでもこんなにありました。

今回栃木県のどこを描くか、正直悩みました。
考えた末、世界文化遺産の日光東照宮に決めました。

日光東照宮は小学校の4年生の時に初めて訪れました。
その頃は素晴らしいとか歴史あるとか、正直理解出来る年齢ではなかったようです。
徳川家康が関係していて、3つの猿が描かれた彫刻がある有名な神社なんだ…とそれだけでした。

ところが、大人になり改めて訪れた時に、日光東照宮の荘厳な佇まい、華やかさがあふれる境内に感動しました。

陽明門、廻廊の花鳥、神厩舎の「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿、東回廊の奥社参道入り口の可愛らしい眠り猫とその裏面の二羽の雀、全て繊細な彫刻が施され素晴らしい芸術です。

上神庫(かみじんこ)側面上方の「想像の象」はまるで獅子のようにも見えます。昔の人は象を見たことがないので、獅子や寅に似ていて、面白いです。

以前仕事で日光東照宮の神事流鏑馬の絵を描いたことがあります。
日光東照宮では歴史を感じるお祭りや年中行事も行われています。
四季折々の風情ある時期、祭や年中行事に合わせて訪れるのも良いですね。

イラストは昨年の3月に再建が終わった国宝である日光東照宮「陽明門(ようめいもん)」です。陽明門自体が豪華絢爛で優美なのでそれだけで華になりますが、より秋らしく見せたかったので実際よりも紅葉を多く加筆して描きました。

プロフィール

本山浩子

東京都出身 イラストレーター 人物のハッピーでキャッチーなタッチと風景の和む優しいドラマを感じるタッチで出版・広告等で、大人から子供向けまで幅広い世代に愛されるイラストを手掛ける。2013年に読売新聞夕刊で毎週「本山浩子の駅前とことこ」で散歩イラストエッセイも連載。
47エッセイでは旅に出たくなるような47都道府県の名所のイラストを楽しく描き綴る。
MH-Alegria

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