エッセイ

47都道府県 イラストで名所巡り♪

山形県「蔵王・樹氷」冬

14回目は山形県の「蔵王・樹氷」です。

冬といえば、スキー、スノーボード、アイススケートなど、ウィンタースポーツが楽しみな季節です。

イラストレーターになる前、私がまだ会社員をしていた頃、スキー再熱とスノーボードが流行っていました。私もスノーボードに夢中になりました。シーズン中に10回以上雪山へ通ったこともありました。

蔵王は東京から距離があるので気楽には行けませんでしたが、バリエーション溢れる沢山のコースや雪質も良い人気の山でした。思いきって行った時には朝から晩まで滑り倒したのを覚えています。

ロープウェイから降りた瞬間、ウェアーを着ていても肌が切れるような雪山の寒さに背筋がシャキっとしました。
呼吸をするごとにすーっと清々しい空気が体内に入り、これからこの山を降りるのだと決意がみなぎりました。滑り降りる途中に転び端の方で休んでいる時、ふっと見た景色が格別に美しく、疲れが癒されたことを今でも思い出します。
わざわざ遠くから来て良かったと思うのは、こういった素晴らしい雪山の景色に出会えた時です。蔵王は感動する雪景色がたくさんある山でした。

蔵王の樹氷は冬の日本を代表する景色の一つとして知られています。
樹氷とは霧氷の一種で、霧粒や雲粒が樹木に吹きつけられ凍結してできた氷です。雪原をうめつくす美しい樹氷は自然が作る芸術です。
今年もその美しさが見られることでしょう。

プロフィール

本山浩子

東京都出身 イラストレーター 人物のハッピーでキャッチーなタッチと風景の和む優しいドラマを感じるタッチで出版・広告等で、大人から子供向けまで幅広い世代に愛されるイラストを手掛ける。2013年に読売新聞夕刊で毎週「本山浩子の駅前とことこ」で散歩イラストエッセイも連載。
47エッセイでは旅に出たくなるような47都道府県の名所のイラストを楽しく描き綴る。
MH-Alegria

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