商品026 ぬくもり工房

次世代につなぐ大切なもの『遠州綿紬』有限会社ぬくもり工房/静岡

人の手のぬくもりを つなぐ

江戸時代から織り始められた「遠州綿紬(えんしゅうめんつむぎ)」は、浜松繊維デザインのルーツと呼ばれ、今も職人の手によって作られる希少な織物。人から人へと受け継がれる伝統を大切にしています。

いにしえから受け継ぐ

平安時代末期から「御衣(おんぞ)」と呼ばれる絹織物の紬を、毎年、伊勢の皇大神宮(こうたいじんぐう)へ奉献していた「初生衣神社(うぶぎぬじんじゃ)」。遠州地域の織物の神様として、機織りの祖「天棚機姫命(あめのたなばたひめのみこと)」 が祀られています。「天棚機姫命」は七夕の”織姫さま”とも言い伝えられています。
やがて、絹から綿に代わり、遠州地方は一大綿織物の産地として発展していきました。そのゆかりある土地で、「ぬくもり工房」は伝統織物「遠州綿紬」を受け継いでいます。

「嫁ぎ先で可愛がってもらえよ、素晴らしい物に作ってもらえよ」

江戸時代から現代まで、数千種類以上の縞柄が生まれ、着物から雑貨まで広く愛されてきた「遠州綿紬」。1つの布が完成するまでに、綿(わた)を糸の状態にする「かせ上げ」から、「染色」「糊付け」「管巻き(くだまき)」「整経(せいけい)」「経通し(へとし)」「機織り」と、さまざまな工程を重ね、それぞれの職人さんがプライドをかけて伝統を守り、昔ながらの製法で手作業が繰り返されます。
「この布は、まさに”自分のムスメを嫁に出す”。そんな気持ちで織っている。」
機屋(はたや=機織り職人)さんは言います。こうして、「遠州綿紬」は、人の手のぬくもりとともにお客様のもとへ送り出されるのです。

空を織り、風を織る

「遠州綿紬」は、空・雲・風・土・木々の緑や花々など、素朴で繊細に自然の恵みを表現します。優しい風合いは、まるで自然を身に纏うような心地よさです。 オリジナルブランド〈つむぐ〉では、Made in Japanにこだわり、初めてなのに、どこか懐かしさを感じる和雑貨を販売。長く愛せるシンプルなデザインで、年代を問わずお使い頂けます。 魅力溢れる商品はオンラインショップで手軽にご注文頂けます。反物のカット販売もあります。花火大会や夏祭りなど、浴衣を着る機会も多いこの季節。着物にぴったりな小物が充実しています。

ぬくもり工房オンラインショッピングサイト

時を織る

「ぬくもり工房」では、商品企画からパッケージデザイン、店舗設計にいたるまで、遠州の土地柄や風土に馴染んだ地元のクリエイターと協力して進めています。遠州を愛する人々が、それぞれの専門分野のスキルを駆使し、伝統を受け継いでいく。それは一枚の布を織り上げる工程ととてもよく似ています。 「伝統」を縦糸に「革新」を横糸にして織りあげられた布地は、「過去」と「現在」を結び、さらには「未来」へと繋がっていきます。 「伝統織物の『遠州綿紬』を、地域の財産として後世に残していきたい」 その想いは、ビジネスの垣根を超え、次世代の子供たちに向けた広報活動へと広がっています。

かつて、織り機で培った技術で、自動車、楽器などの産業の基礎になった歴史があり、また、庶民の着物という生活に密着した形で発展した織物。
みんなの力をひとつに合わせていく。
機織りの精神は、この土地に生きる人々の生き方そのものでした。

《受賞歴ほか》
2009年 グッドデザインしずおか大賞(県知事賞)受賞
2009年 はままつビジネスコンテスト最優秀賞 受賞
2010年 はままつホームページコンテスト最優秀賞 受賞
2011年 やらまいか浜松ブランド認定
2012年 静岡県夏服コンテストの素材でグランプリ・準グランプリ・優秀賞の3冠を達成
2012年 静岡県経営革新計画承認
2013・2014年 CCJクラフト見本市 Cマーク受賞
2017年 静岡県 第1回「地域のお店」デザイン賞 特別賞受賞

注目の商品をすべて見る
47PRとは
47PRサービス内容