横浜三塔物語

3月6日 横浜にて「三塔の日」イベント開催

横浜の地で長く愛されている「三塔」をご存知でしょうか?

神奈川県庁本庁舎が「キング」、横浜税関は「クイーン」、横浜市開港記念会館を「ジャック」と呼び、昭和初期に外国の船員がトランプのカードに見立てたのがその由来だといわれています。
ご存知の通り、横浜は文明開化の地。明治維新前の1859年、海外との交易に開かれましたが、こうした塔に航海の安全を託したともいわれています。

現在、これらを記念して「三塔の日」が設けられ、中でも「ジャック」こと横浜開港記念会館は平成29年に100周年を迎えることもあり、多彩なイベントが企画されています。普段非公開の塔内部に登ったり、由緒あるレンガ建築を巡るガイドツアーをはじめ、記念講演やコンサート、横濱開港カフェ、ハイカラ寫眞館など実にさまざま。

その中のひとつが「開港記念会館オリジナルプレートをつくろう」というポーセリンアートの企画です。実はこのプレートに使われた記念会館のイラストは、47エッセイで絵と文章をお寄せくださっている本山浩子さんの手によるもの。そこで今回はプレートづくりの模様をリポート!

さまざまな絵柄がプリントされたシール状の転写紙をお好みの配置に貼り、焼き付けて世界で一枚のお皿を作るというものです。会場では会館やロゴ、花や動物、アルファベットや記号などのシールが準備されており、参加者は好きな絵柄を選び、お皿や小物入れに思い思いのレイアウトで貼り付けます。会場では、大人から子供まで和気あいあいとプレートづくりを楽しんでいました。

(※プレートの写真は本山浩子さん提供)

作業が終わったら別会場の横濱開港カフェへ。ジャズの生演奏を聴きながらいただけるのは開港当時の料理翻訳書『西洋料理通』に基づいたアップルパイなどです。ユズの香りがきいた独特の味わいにほっこり。時代を感じさせるどっしりとしたたたずまいになごみながら、ゆるやかな時間の流れを感じられました。

当イベントは、毎年、このシーズンに行われるとか。ご興味を持たれた方はぜひ来年、ご参加になってみてくださいね。

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