エッセイ

47都道府県 イラストで名所巡り♪

宮崎県「高千穂峡」春

11回目は宮崎県の高千穂峡です。
高千穂峡は国の名勝・天然記念物に指定され、真名井(まない)の滝は日本滝百選の一つでもあります。

宮崎へ行ったのは5年ぐらい前になります。高千穂は神々が住む、神話の始まりの場所と言われ、以前より訪れたい場所でした。神社仏閣、神話、パワースポット、美しい景色が好きな方はぜひ行かれることをお勧めします。

到着した日の夜は有名な高千穂神社の夜神楽に行きました。貴重な体験で、日本独特の文化を感じました。翌日には天岩戸神社へ参拝し、近くにある天安河原へ向かいました。天安河原は神話の中で天照大神(アマテラスオオミカミ)が岩戸に隠れた時に天地暗黒となり、八百万の神が集まり神議されたと言い伝えのある洞窟があります。今は社があり、周りには願いごとの石が無数に積まれ、神秘的な景観を生み出しています。この場所は美しいだけでなく、空気が澄んでいて、吸い込むだけで清々しい気持ちになりました。何かパワーを頂いたような気持ちにもなりました。

今回絵に描いた高千穂峡にはホテルから近かったこともあり、滞在中に自転車で二度訪れました。
高千穂渓は素晴らしい景観の渓谷です。訪れたことのある方は理解してもらえると思うのですが、まるで夢の中にいるような幻想的で美しい景色が広がっています。
絵にあるような手漕ぎの貸しボートで真名井の滝の側まで行くことができます。行った際はボートに乗って川面のキラキラ輝く瞬きや、滝の迫力、自然美を体感してもらいたいです。

今回のイラストは春らしい風景ということではないのですが、新しいことを始める春に、パワーをもらえそうな場所である高千穂を選びました。この絵はその感動が冷めない時期に描いた作品です。高千穂峡と真名井の滝が一番美しく見える撮影スポットからの構図で描きました。絵にあるように川の色は本当に清らかな青色で、この美しさや感動は写真や絵ではもしかしたら説明できないかもしれません。
また、いつか高千穂を訪れたいです。その時には有名な国見ヶ丘の美しい景観も見に行ってみたいと思います。

プロフィール

本山浩子

東京都出身 イラストレーター 人物のハッピーでキャッチーなタッチと風景の和む優しいドラマを感じるタッチで出版・広告等で、大人から子供向けまで幅広い世代に愛されるイラストを手掛ける。2013年に読売新聞夕刊で毎週「本山浩子の駅前とことこ」で散歩イラストエッセイも連載。
47エッセイでは旅に出たくなるような47都道府県の名所のイラストを楽しく描き綴る。
MH-Alegria

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